高級車のBYD唐は、中国で最も売れている電動SUVの1台だ。

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中国は世界最大の電気自動車（EV）市場であり、EV販売の世界的リーダー、テスラ（Tesla）にとって重要な地域だ。

だが、中国のEV市場では、既存の自動車メーカーやスタートアップの競争が激化している。テスラのモデルY（Tesla Model Y）は、2022年に中国で2番目に売れた電動SUVだが、他の多くのEVがイーロン・マスク（Elon Musk）にとって困難な状況を作り出している。

中国のEVニュースサイト｢CnEVPost｣のデータによると、2022年にテスラ以外で、中国で人気を集めた電動SUVは以下のモデルだった（注：中国では電気自動車とプラグインハイブリッド車の両方を｢新エネルギー自動車｣とみなしているため、このランキングには両タイプのEVが含まれている）。

BYDのプラグインハイブリッド車、宋Plus DM-i。

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小型SUVの宋（Song）は、ウォーレン・バフェットも支援する中国のEV大手、BYD（比亜迪）の最も売れ筋のEVだ。プラグイン・ハイブリッドタイプとEVの両方が用意され、中国国外での販売も始まっている。

BYDのプラグインハイブリッド車、宋Plus DM-i。

BYD

BYDは最近ブラジルでプラグインハイブリッドモデルの宋Plus DM-iを発売した。価格は約5万3000ドル（約689万円）、バッテリーでの航続距離は62マイル（約99.7km）。

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BYD 元Plus。

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元Plus（Yuan Plus）は、日本などの他の地域ではATTO3として知られている。BYD によると、201馬力、7.3秒で時速62マイル（約99.7km/h）に達し、最大航続距離は298マイル（約479km）だという。ヨーロッパでは約4万1300ドル（約537万円）で販売されている。

BYDの電動SUV 唐。

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宋と元Plusよりも大きい中型SUVの唐は、より高価なモデルだ。BYDによると、時速62マイル（約99.7km/h）に4.4秒で達し、バッテリーが満タンの状態で300マイル（約482km）以上走行可能だという。デュアルモーターと全輪駆動、パノラマサンルーフも装備している。

BYD 唐。

BYD

他のBYDの車と同様に、唐もディスプレイを多用した近未来的で洗練されたインテリアを採用している。ヨーロッパではおよそ7万8000ドル（約1014万円）で販売されている。

Aion Y。

Zhe Ji/Getty Images

中国の国有自動車大手のGAC（広州汽車集団）から登場したAion Y。この精悍な顔つきのSUVは、トヨタのRAV4と同程度の大きさで、航続距離は379マイル（約609km）。明るい内装のオプションも用意されている。

Neta V。

NetaVCG via Getty Images

Neta（哪吒）のNeta Vは、14.6インチの縦型タッチスクリーンが搭載され、ダッシュボード全体はテスラにインスパイアされたウッドトリムが施されている。航続距離は最大249マイル（約400km）だ。また、時速31マイル（約49.8km/h）に4.9秒で到達するとしている。

理想ONE。

Xing Yun / Costfoto/Future Publishing via Getty Images

リ・オート（理想汽車、Li Auto）は2019年に生産を開始したEVスタートアップだ。そのデビュー作となったSUVの理想ONE（Li One）は、プラグインハイブリッドで6人乗りのラグジュアリーなモデル。このスタイリッシュなSUVは、レザーをふんだんに使用したインテリアと4枚のスクリーンを採用。ガソリンタンクも備えているため、航続距離は671マイル（約1079km）を誇っている。

ジーカー001。

Zeekr

ジーカー（Zeekr）は、ボルボ（Volvo）やロータス（Lotus）も傘下に持つ中国の自動車グループ、ジーリー（Geely、吉利汽車）が展開するプレミアム電気自動車ブランドだ。ジーカー001（Zeekr 001）は最初のモデルになる。

ジーカー001は62マイル（約99.7km/h）まで3.8秒で達するという強烈なパフォーマンスを実現している。さらに充電速度が非常に早く、5分接続するだけで約75マイル（約120km）の航続距離を追加できるとしている。

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